帯状疱疹は、水痘帯状疱疹ウイルス (VZV) が免疫の関連で再活性化して、皮膚に赤い発疹とともに水ぶくれ (水疱) ができる病気で、80歳までに日本人の3人に1人が発症すると言われています。
帯状疱疹は、頭の先から脚までどの部分にも起こり、特徴として、発疹が出る前にぴりぴり、ちくちく痛痒いような感じがします。頭痛がするといっては脳神経外科を受診したり、耳あたりが痛いといっては耳鼻科を受診したりと、患者は何科を受診してよいか分からないまま過ぎていきます。このような病気の特徴から診断や治療の遅れにつながります。しかも、診断され治療が終わった後につらい痛みが残ることもあります。
近年、技術が進み有効率が高くなった抗がん剤や免疫抑制剤の治療中にも帯状疱疹が発症することがあり、また、コロナワクチン接種後に発症することもあります。したがって、発症する前の予防が重要となります。
VZVの再活性化を予防するためにワクチンが有効です。VZVワクチンは、他のワクチンと併用したりすることはできず、抗がん剤や免疫抑制剤の治療中には特殊なワクチンが必要となりますので、感染症などの専門的な知識が必要なものです。当院でお気軽にご相談ください。
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